（日本の）地形図の約束

北が上
地図記号（決められたもの）
等高線
縮尺

地図にはいろいろ記号がある

地図記号一覧　

縮尺とは

地図は土地のようすをせまい紙の上にかくために、実際の長さを縮めてあらわしている。
この縮めた比率を地図の縮尺という。
たとえば２万５千分の１の縮尺では、地図の上で1mmだったら、実際は25ｍ。 ５万分の１の縮尺では、50ｍは1mmになる。

市町村境界が水の上の場合がある

霞ヶ浦（西浦）は茨城県の９市町村に属し、湖面に市町村界が表示されている。

水涯線

1:25,000地形図や1:50,000地形図に表示される海岸線の位置はその地点での満潮時の水涯線を表示する。
河川と湖は通常の水位のときの境目を実際の位置で表示する。

等高線

主曲線：2万5000分の1の地形図では10ｍごとにひかれる

計曲線： 2万5000分の1の地形図では50ｍごとにひかれる

補助曲線：主曲線の間を埋める

等高線の読み方（ごくごく基本）

地図上のAのように等高線が高いほうへ入り込んでいるところを谷
地図上のBのように等高線が低いほうへ張り出しているところを尾根
地図上の山頂からCへの直線とDへの直線では、Dのほうが傾斜がゆるやか。 標高差が同じなら水平距離が長いほうが傾斜は緩やかになる。
地図上の神社の標高は140ｍ。 100ｍから200ｍの線の間に5本。等高線の間隔は20ｍとわかる。

幕張の例（1997年と1971年）

北千住駅周辺の例（2001年と1909年）

　
2001年の地図の荒川が1909年の地図にはない。
2001年の地図の隅田川が1909年の地図では荒川となっている。