| 阿佐ヶ谷 | JR中央線 |
| 正調に小野興二郎夜を唄ひ阿佐ヶ谷なりき酒舗雪乃、嗚呼 | |
| 成瀬有『真旅』 | |
| 阿佐ヶ谷のいなご売る店ゆうかげに無数の脚のからまりが見ゆ | |
| 吉川宏志『海雨』 | |
| とうふ屋の朝の匂いを肺の奥に吸い込み向かう阿佐ヶ谷駅へ | |
| 染野太朗『あの日の海』 | |
| 阿佐谷の整形外科と歯医者にはレントゲン写真のわれの眠りぬ | |
| 後藤由紀恵 『ねむい春』 | |
| 人身事故で足どめされて阿佐ヶ谷の駅のベンチに月を見ており | |
| 宮地しもん 『ｆ字孔』 | |
| 今もなほその名慕ひてにぎはふか阿佐ヶ谷に永島慎二 遺作の画展 | |
| 鶴見輝子（角川短歌2011年9月号） | |
| 阿佐ヶ谷の馬橋稲荷を訪ねたり赤き立派な鳥居をくぐる | |
| 森尻理恵『虹の表紙』 |
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