秋津駅
ほとんどの短歌は真中朋久氏より教えて頂きました。
ありがとうございます。
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カレー粉の辛き匂ひのただよへる小路は暮れんまへにこほりぬ
- おぼおぼと午後はやくらき冬至の日道に蜆は売れのこりゐつ
- さむ雨の氷雨にかはる昼つかた傘にぎはしくわれは出でゆく
- ラジオかけて屋台を辻にやすめをり初場所もはやく過ぎなんとして
- 切実にこゑ透りゐる夜の曲り公衆電話をかけてゐたりき
- 抜かれをり忍冬の花からみ咲き夏ごとになげき寄りし桧葉垣
- わが寄るは動物店なれば狭くゐて濫なる犬は値をつけてあり
- スーパーのはいりの口のただに明るくシクラメンの鉢を置き並べたり