「塔」誌面時評

誌面時評とは

　編集部からの依頼を受けて2人で一年間隔月で、「塔」を読み、自由に誌面について書く、というものです。月末締め切りを目標に、翌月10日が最終締め切りとなっていました。分量ははじめは20字×75行という依頼を受けていましたが途中から19字×81行になりました。作品については作品評があるので、出来るだけ作品以外の誌面について書くようにしました。もうひとつ、6回全部依頼の字数きっちり守っています。締め切りを守ることと過不足無く書き上げることの２点は自分に課した課題でした。貫徹出来て良かったです。

　「塔」の時評はもうひとつ歌壇時評と言う欄がありこちらは短歌について思うところを語る、というスタンスなので、誌面時評は「塔」という結社について勝手に言わせていただきました。

　頭では理解し、一般論として編集部はボランティアで大変な作業をこなしていることはわかっているのだけれども、とにかく、塔が遅れてくるのでつらかったです。塔が遅れて来たのだから、こちらの原稿も遅れて良いだろう、と思えば楽だったのでしょうけれど、それではますます遅れてしまいます。何は無くても、締め切りと体裁だけは守ろうと思いました。でも、30日に書き上げようと思っているのに25日頃に雑誌が来るので、くじけそうになりましたが、とにかく一気に読んで一気に書きました。ただそれが続くと慣れてしまうから恐ろしいです。また書き上げたときの快感があるものだから、結構楽しく充実していました。

　ハイになるというのはこう言う事なんだな、と思ってしまったのでした。とにかく無事に終わってほっとしています。貴重な機会を与えてくださった編集部に感謝いたします。

2004年11月→2005年01月掲載
2005年01月→2005年03月掲載
2005年03月→2005年05月掲載
2005年05月→2005年07月掲載
2005年07月→2005年09月掲載
2005年09月→2005年11月掲載